一口馬主ライフを歩みつつ。

2020年からの新参一口馬主が思ってる事をうんちゃらかんちゃら。

種牡馬スポット:ドレフォン

一口馬主を初めてまだ日が浅い事もありますが、保有している2歳世代のデビューももう少し掛かるだろうという事で、まあネタがないわけです。

個人的な趣味として種牡馬を深堀りするのが好きなので、浅い知識ながらたまに1頭ずつスポットを当てて取り上げてみようかと思います。

 

と、いうことで、初回はドレフォンです。

2013年2月19日生まれ、アメリカ産。

父はStormCat系のGio Pnti、母父はGhostzapperVice Regent系。つまり、父・母ともにNorthern Dancerの系統です。

自身はダート短距離路線を主戦場とし、2歳時の2戦目から3歳時のブリーダーズカップ・スプリントまで5連勝。このレースを合わせてGIは3勝し、4歳時に同じくブリーダーズカップ・スプリントを6着して引退、種牡馬入り。

 

馬体を見てみると、いかにもアメリカ産馬といった風に筋肉量が物凄いのですが、スプリンターとして活躍していた割に胴の長さもあり、マイルぐらいまではいけたんじゃないのかな、と思わせます。首差しも極太。似たタイプの馬体であるロードカナロアと比較してみると、ドレフォンの方が胴伸びがあり、肩も少し寝ていますね。

レーススタイルとしては、抜群のスタートから先頭または好位につけて早めに抜け出しそのまま押し切るという王道スタイル。このスタイルをスプリントレースでやるには相応の筋力とスピード、根性が必要でしょう。

 

社台が輸入した目的は言わずもがな、自身で輸入し歴史的な繁栄を極めたサンデーサイレンス系に支配された日本の血統の偏りを薄める事ですね。

StormCatの肌馬とディープインパクトの相性は成功によって脚光を浴びましたが、今度は数多くの逆パターンが産まれるという事でしょう。

 

ドレフォン自身もそうでしたが、StormCatは産駒にスピードと早熟性を伝えます。また芝ダート兼用の仔も多く出しますが、現在日本で父系StormCatの代表種牡馬といえばヘニーヒューズですので、ダート専門のイメージが強いですね。アジアエクスプレスは朝日杯勝ち馬ですが、その産駒はほとんどがダート馬となっています。

ドレフォン産駒は今年デビューで統計を取るにはサンプル数が少ないですが、出走するレースとしては今の所芝レースを選択される方が若干多く、新馬戦を勝ち上がった4頭中3頭が芝。内訳はノーザンファーム産3頭、川島牧場産1頭。

産駒のレース見てて思うんですが、大体イメージとして短距離戦選択する事が大半なんです。でもスタートからやたら騎手が追い通しだったりで、距離が足りてない気がするんですよね。ジオグリフが芝1800mで勝っていますが、日本の肌馬って特にノーザンだと中長距離意識した血統構成がどうしても多いので、意外と母の距離適性意識したレースに出すと良い結果出すんじゃないのかな、とか。

今年の2歳新馬戦開始直後~7月頭までにこの全4勝を挙げていますが、それ以降の産駒は1頭も勝利していません。というか連対もしてませんね。複勝圏内まで広げてもわずかに1頭。

理由は意外に簡単で、7月頭までの期間はノーザンファーム産がそこそこ居たのに対し、それ以降はごっそりと減っているから。ノーザンファームは初年度からドレフォンには質の高い繁殖を付けていたので、その仔達がデビューし始めると一気に上がってくる可能性もありますが、現在の所は今ひとつ。

一口馬主やってる人であればピンと来るかもしれませんが、サンデーサラブレッドクラブが6月に2020年度産の募集を開始していましたね。まあそういう事でしょう。

 

いい成績を残している仔の馬体は父と同じく筋骨隆々な感じが多いので、まあ当然といえば当然なんですが父似の産駒で硬くない産駒を選ぶといいのではないでしょうか。